防災の基本!ハザードマップを確認してみよう!

防災関係の情報は各自治体から公開されていますが、地域ごとに注意すべき災害や被害の想定を記載した地図を一般的に「ハザードマップ」と呼ばれています。(他に、防災マップや避難マップ等、様々な呼び方があります)自治体の窓口で手に入れる事ができるのですが、IT時代ということもあって大半の自治体がインターネット上でハザードマップ等を公開しています。
ハザードマップは想定する災害ごとに分割されている場合もあり、なかなか探すのは大変という声もよく耳にします。そこで便利なポータルサイトを国土交通省が用意していまして、私も利用する機会があります。

https://disaportal.gsi.go.jp/
(国土交通省:ハザードマップポータルサイト)

ハザードマップと一口に言いましても、地震、津波、洪水(浸水)、土砂災害、火山噴火、といった分野ごとに内容が異なっている事も多く、私がアドバイスする際はお住まいの場所や勤務先ごとに一通りチェックする事をお勧めしています。
さらに最近、個人的に注目しているのが「ため池ハザードマップ」です。国土交通省のハザードマップポータルサイトには「ため池」というカテゴリーはありませんが、下記のポータルサイトが便利です。

http://www.maff.go.jp/j/nousin/bousai/tameike/portal.html
(農林水産省:ため池ハザードマップポータルサイト)

ため池は農業用水の確保や大雨の際の水量調整などに役立つものなのですが、管理されていない、老朽化している、これまでにない地震や豪雨により耐えられない、といった事からため池から災害が発生するケースがあります。一例として2011年の東日本大震災では、福島県の藤沼湖で決壊により死者・行方不明者8名、家屋の全壊22戸という被害が発生しました。

ため池ならば水、という事で大雨や台風が想定されがちですが、東日本大震災のような強い地震が原因というケースもあり、1つに原因を絞ることが出来ません。避難所への避難と上層階への避難(垂直避難)の両方を想定して備える事をお勧めします。

ため池の付近にお住まいの方、お勤めの方はハザードマップに記載された危険エリアの把握と避難場所&避難ルートの確認を必ず行ってください。さらに、ハザードマップはあくまで「人間が考えた想定」ですので「想定を超える事もある」と考え、第2・第3の避難場所として高さのある頑丈な建物や高い場所も見つけておいてください。

5月に入りまして時期的に新生活、新年度のスタートからしばらく経って落ち着いた時期かと思います。このタイミングで地元のハザードマップを確認してはいかがでしょうか?

初めて防災用品を購入する法人様へ

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