災害時に不足するものは?と聞かれて、「トイレットペーパー」と答える人は多いかもしれません。特に南海トラフ地震が発生した際には、長期にわたって全国的なトイレットペーパー不足に陥ることが懸念されています。なぜ被災地のみならず、全国的な不足が長期間続くことになるのでしょうか?

トイレットペーパーと南海トラフ地震の関係性、備蓄の必要性について説明していきます。

南海トラフ地震とは?

南海トラフとは、日本列島が位置する大陸プレートの下に、海洋プレートであるフィリピン海プレートが沈み込んでいる場所のことです。

過去1400年の間に、南海トラフ沿いでは100年~200年という間隔で大地震が発生していますが、1946年の昭和南海地震が起きてから70年以上が経過しています。

つまり、南海トラフにおける次の大地震がいつ発生してもおかしくない時期にある可能性があります。

南海トラフは、東海から九州にかけて、太平洋側の広範囲に及んでいますが、そのうちのどの領域で、どのような連動性をもって地震が発生するかはわかりません。

一つの地震が隣接する領域の地震を誘発したり、広い領域で同時に地震が発生したり、様々なケースが考えられますが、いずれにしても大規模な地震が発生した際には、津波をともなう甚大な被害が、広範囲かつ長期間にわたって続くことが予測されます。

では、南海トラフ地震が起きると、なぜトイレットペーパーが不足することになるのでしょうか?

参考サイト:地震調査研究推進本部事務局

参考サイト:国土交通省:気象庁

参考サイト: 南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた 防災対応検討ガイドライン【第1版】

トイレットペーパーの国内生産は約4割が静岡県

トイレットペーパー

日本で流通しているトイレットペーパーのほとんどが国産品です。さらに、その製造工場の多くは静岡県に集中し、国内生産の約4割を占めています。

南海トラフ地震で静岡県が被災すれば、トイレットペーパーの生産量が大幅に減少し、供給不足となることは避けられません。

南海トラフ地震は、関東から九州まで、広範囲にわたって揺れや津波の甚大な被害が及ぶことが予想されます。道路が寸断され、トイレットペーパーの製造工場の復旧には相当時間がかかることでしょう。

トイレットペーパーの不足が長期間続いてもいいように、国民一人ひとりがしっかり備蓄しておかなければなりません。

参考サイト:あんしんラボ

参考サイト: withnews(朝日新聞)

トイレットペーパーの備蓄はどれくらい必要か?

防災グッズを準備する女性

経済産業省は、日常用のトイレットペーパーとは別に、1か月分程度のトイレットペーパーを備蓄することを勧めています。

日本家庭紙工業会によると、トイレットペーパーの平均的な使用量は、1人当たり1週間程度で1ロール、4人家族の場合には、1か月で16ロール程度とのこと。

もちろんこれは個人差があるので、自分や家族が1ロールをどれくらいの日数で消費するのかチェックし、それを目安に1か月分以上のトイレットペーパーを備蓄しておくとよいでしょう。

備蓄用トイレットペーパー「マイロール255」の詳細はこちら

参考サイト:経済産業省

参考サイト: 日本家庭紙工業会

まとめ

トイレットペーパーは災害時の避難生活において、トイレ本体同様、絶対に欠かせない重要アイテムです。

汚れたり濡れたりして使えなくなったりしないよう、ケースや防水袋などに入れて保管しておくとよいでしょう。使ったら使った分、新たに補充しておくことを忘れずに。