今回は災害への備えとして、広い意味での防災用品についてアドバイスしたいと思います。
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防災用品の追加購入を検討しているが、カタログだけでは商品選定が難しい。
企業や団体、学校の防災担当・BCP担当の方、経営者や経営幹部の方は災害のニュースや地震速報などを見るたびに防災用品の事を思い出すといったお話を耳にします。
「何かあってからでは遅い」と危機感を持っていても、多忙な中で後回しになってしまいがちな防災用品。
組織内で防災に関わられている方々は次のような「お悩み」をお持ちではないでしょうか?
- 既に備蓄している防災用品の賞味期限や使用期限が迫っている。(または期限が切れている)
- メーカーや輸入代理店、販売店から直接説明を受けたい。
- 防災用品の実物やそのデモンストレーションを見たい。
- そもそも何から備えて良いか分からない。
- 自治体や公的団体、業界団体等の活動や支援(補助金等の支援制度)について知りたい。
展示会(見本市)でまとめて情報収集しよう!
これらのお悩み解決に役立つのが、各地で開催される防災関連の展示会(見本市)です。
(近年、自治体が開催する防災訓練やイベントにも防災用品の展示が行われていますが、今回ご紹介する展示会は規模が桁違いです。)
規模が大きいため、1つの会場に様々な防災関連の製品・サービスが集まっているので、短時間で情報収集出来るというメリットもあります。
また、セミナーやシンポジウム、体験コーナーや試食コーナーが用意される展示会も増えており「経営幹部の重い腰を上げさせるきっかけ」として視察をセッティングする防災担当者もいるとかいないとか・・・。
展示会(見本市)に出展側、来場者側合わせて10年近い経験を持つ筆者から、展示会を最大限活用するポイントをご紹介します。
Step1 日程・場所の確認
インターネットで事前に情報を入手できます。
入場申し込みが必要な場合はWebサイトから申し込みを行います。
※直近の展示会は文末にURLを用意しております。
Step2 セミナーの申し込み(必要に応じて)
人気のセミナーは事前に満席となる事が多く、当日分の席が用意されない事が多々あります。
Step3 会場案内図や出展者一覧の確認
事前に公式Webページで気になる出展者を確認しておきましょう。
(出展者のWebページもチェックしておくと完璧です)
会場は非常に混雑するため、訪問もれをなくすために会場案内図に蛍光ペン等で目印を付けると分かりやすいです。
Step4 当日会場へ
Step3で事前にチェックしたブースから訪問しましょう。
ブースによっては解説やデモンストレーションの時間帯が決まっている場合があり、訪問を後回しにするとタイミングを逃す場合があります。
Step5 会場を後にして(振り返り)
会場で入手したカタログやパンフレット、サンプル品は1ヶ所にまとめておき、後日、防災用品の比較検討やサンプル品の試用・試食を行ってみましょう。その際に感想をメモに残すことをオススメします。
Step6 さらに1歩踏み込んだ活用
展示会で入手した情報をもとに、導入済みの防災用品等とぜひ比較してみてください。
足りない物、改良されている物、色々な気付きがあるかと思います。
この気付きがさらなる改善に繋がりますので、Step5のメモと合わせて防災用品の導入や見直しに役立ててください。
さて、2018年の春から夏にかけて次のような展示会が予定されています。
※詳細は各公式Webサイトをご覧ください。セミナーやシンポジウムの予約も公式Webサイトから行えます。
第5回「震災対策技術展」大阪
会場 | コングレコンベンションセンター(グランフロント大阪内) ※大阪駅、梅田駅徒歩3分 |
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主催 | 「震災対策技術展」大阪 実行委員会 |
開催内容 | 展示会 / セミナー |
入場方法 | 当日登録制 (受付にて、アンケートに記入後、入場者証と交換します。2日間有効。) |
入場料金 | 無料
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運営 | 「震災対策技術展」大阪 事務局 / エグジビション テクノロジーズ 株式会社 |
後援 | 内閣府政策統括官(防災担当)/総務省/文部科学省/農林水産省/経済産業省/国土交通省/防衛省/消防庁/気象庁/警察庁/大阪府/三重県/滋賀県/京都府/兵庫県/奈良県/和歌山県/徳島県/香川県/愛媛県/高知県/大阪市/京都市/神戸市/全国知事会/全国市長会/全国町村会/公益財団法人 日本消防協会/公益社団法人 日本地震工学会/公益社団法人 日本技術士会/公益社団法人 日本地震学会/公益社団法人 土木学会 関西支部/公益社団法人 地盤工学会/公益社団法人 全国防災協会/公益社団法人 日本地理学会/公益財団法人 地震予知総合研究振興会/公益社団法人 日本地すべり学会/一般財団法人 関西情報センター/一般社団法人 日本建築学会/一般社団法人 日本応用地質学会/一般社団法人 地域安全学会/一般財団法人 日本建築防災協会/一般社団法人 日本建設業連合会/一般財団法人 砂防・地すべり技術センター/一般社団法人 斜面防災対策技術協会/一般社団法人 日本免震構造協会/国立研究開発法人 防災科学技術研究所/特定非営利活動法人 日本防災士会/大阪商工会議所/関西広域連合/全国消防長会/アジア防災センター/関西大学社会安全学部/京都大学防災研究所/日本自然災害学会/日本災害情報学会 (順不同/申請中含む) |
東京国際消防防災展2018
名 称 |
東京国際消防防災展2018(FIRE-SAFETY TOKYO)
(英語表記:Tokyo International Fire and Safety Exhibition 2018) |
開催趣旨 |
過去の災害を教訓とした各種災害リスクを周知し、都民等の防火防災意識及び行動力を向上させるとともに、住民・企業・行政による三者相互の連携強化並びに関連技術・産業の振興を促進することを目的とする。
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会 期 |
平成30年(2018年)5月31日(木)から6月3日(日)まで 4日間
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開場時間 |
10:00から17:00まで(最終日は16:30まで)
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会 場 |
東京ビッグサイト 東5・6・7ホール、東屋外特設会場
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主 催 |
東京消防庁/株式会社東京ビッグサイト/東京国際消防防災展2018実行委員会※
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特別協力 |
公益財団法人 日本消防協会、 全国消防長会、 アジア消防長協会 (順不同)
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後 援 |
内閣府 (防災担当)、 総務省消防庁、 外務省、 厚生労働省、 経済産業省、 国土交通省、 防衛省、気象庁、 海上保安庁、 東京都、 米国大使館 商務部、 英国大使館 国際通商部 (順不同)
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協 賛 |
一般社団法人 全国消防機器協会、 一般社団法人 日本消火器工業会、 一般社団法人 日本消火装置工業会、一般社団法人 日本消防ポンプ協会、 一般社団法人 日本消防放水器具工業会、一般社団法人 全国避難設備工業会、 一般社団法人 日本消防ホース工業会、一般社団法人 全国消防機器販売業協会、 一般社団法人 日本消防標識工業会、一般社団法人 日本照明工業会、 一般社団法人 日本内燃力発電設備協会、 一般社団法人 インターホン工業会、ガス警報器工業会、 一般社団法人日本消防服装・装備協会、 ケーブル防災設備協議会、一般社団法人 電池工業会、 一般財団法人 日本気象協会、 日本消防検定協会、独立行政法人 日本貿易振興機構、 日本放送協会(NHK)、 一般社団法人 日本民間放送連盟 (順不同)
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会場規模 |
約43,000m2、約1,600小間
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入場料金 |
無料(登録制)
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来場対象 |
消防防災関係者(行政の防災担当部署、消防職員・団員、NPO、自主防災組織等)
民間企業の防災関連責任者、担当者 一般市民 |
同時期開催 |
2018防災産業展in東京
主催:日刊工業新聞 日程:5月30日(水)~6月1日(金)開催 ※東京国際消防防災展2018実行委員会 会員 公益財団法人 東京連合防火協会/ 損害保険ジャパン日本興亜株式会社/ 一般財団法人 東京都消防懇話会/ 東京消防機器研究会/公益財団法人 東京防災救急協会/ 東京消防信用組合/ 一般財団法人 東京消防協会/ 一般社団法人 東京防災設備保守協会/公益財団法人 日本防炎協会/ 東京ガス株式会社/ 日本たばこ産業株式会社/ 明治安田生命保険相互会社/一般財団法人 日本消防設備安全センター/ 東京地下鉄株式会社/ 櫻護謨株式会社/ 株式会社ゼンリン/株式会社モリタホールディングス/ セコム株式会社/ 東日本旅客鉄道株式会社/ 一般財団法人 消防試験研究センター/株式会社日立製作所/ 有限会社報恩会/ 一般社団法人 日本火災報知機工業会 (順不同) |
社繰り返しとなりますが、展示会は企業や団体、学校等の防災担当やBCP担当の方々にとってとても良いチャンスですので視察をオススメ致します。
【おまけ情報】
近畿圏での展示会は例年6月頃に集中しております。他のシーズンは東京や横浜等への出張が必須となります。