台風21号でも発令。避難指示が出たときどうする!?

2017年10月22日(日)から翌朝まで台風21号による大雨で日本各地で被害が確認されました。
当日は選挙だったので、選挙会場をそのまま避難所に替えた自治体も多くありました。
筆者が住む大阪府の南部でも土砂災害警戒情報や避難勧告または避難指示が発令されました。

避難指示発令後 実際にどうしたか

筆者は避難せず

22日の夕方には筆者が住む大阪南部の町にも川の氾濫の恐れがあるため避難指示が出ました。
避難指示が出ましたが、下記の理由から避難をせず自宅避難で過ごしました。

  • 川から少し高い土地にあり離れている
  • 土砂崩れの発生の恐れが無い
  • 2階建てで浸水の可能性が無い
  • 大雨・暴風の中避難所まで歩く方がが危険だと判断

家族と住んでいるので、食糧も水もあり、普段から備えているので特に不安もなく過ごせました。

避難指示とは?避難勧告との違い

災害時の避難勧告・避難指示は、「災害対策基本法第60条第1項」に基づき各自治体から発令されます。

発令時の状況の違い

避難勧告

  • 通常の避難行動ができる者が避難行動を開始しなければならない段階であり、人的被害の発生する可能性が明らかに高まった状況。

避難指示

  • 前兆現象の発生や、現在の切迫した状況から、人的被害の発生する危険性が非常に高いと判断された状況。
  • 堤防の隣接地など、地域の特性から人的被害の発生する危険性が非常に高いと判断された状況。
  • 人的被害の発生した状況。

これだけでは避難勧告も避難指示もあまり違いが無いように感じます。
実際に厳密な相違は難しいとされています。

避難の「勧告」と「指示」の厳密な相違はかなり難しいが、どちらも被害の危険が切迫してきた段階で実施されるものであり、避難指示は特に「急を要すると認めるとき」に出すことができるとされ、
避難指示は避難勧告よりも強い呼びかけとなる。

いずれも違反した場合の罰則はなく、また従わない人への強制力がないという点では共通している。

避難勧告・避難指示どちらもあくまで強制ではありません。
最終的には自己判断になりますが、気象庁・国土交通省の観測データ、被害状況等に基づいての判断なので従う方が良いです。
自宅周辺の環境や現在・過去の避難状況、家族の状態(要介護者がいる、赤ちゃんがいる、ペットがいるなど)をふまえて判断しましょう。

まとめ

今回の災害を振り返ると、普段から我が家の場合はペット(犬2匹)がいるため、極力在宅避難で済ませようと考えていますが、山手の方に住んでいたら土砂災害の被害を受けるリスクを避けるため避難していたでしょう。
避難する・しないの基準を設けておくと、いざ避難指示が出た場合でも焦らず判断ができます。
今回の台風での被害状況を見直し、一度「避難の基準」について考えてみて下さい。

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