私たちの住む日本は地震も含め、昔から災害や天災なども多くありました。日本の地理的な条件や地域的な環境などから、台風や大雨、地震や津波、川の氾濫や浸水などの災害などに直面する機会も多いのです。そのような災害が発生した場合、様々な被害がもたらされます。よく、天災は忘れた頃にやってくるといわれています。このような災害への対策は、そのときではなく日ごろから行うことが大切です。つまり、日ごろからの防災への備えが非常に重要なのです
そして、これらの災害の被害を最小限にとどめるために最も重要だといわれているのが日頃からの家庭における災害対策なのです。規模に関わらず災害は起こってもらいたくないという人も多いのですが、突然住んでいる地域が災害に巻き込まれてしまうということもあります。そして、このことはどこに住んでいようとだれにでも起こりうることなのです。そのためそのような状況になっても大丈夫なように事前に避難ができるように準備しておくことは大切なのです。
まずは備蓄を充実させよう!
家庭での防災対策としてまず挙げられることが食品や日用品のストックです。災害はいつ何時生じるかわかりません。そのため、そのような状態に日ごろから備えておくということが必要です。
例えば、日持ちがする食品や日用品などを買い物に行った時に買っておきましょう。大規模な災害が発生した時にはなかなか救助してもらえない状態が続くかもしれません。そのため、少なくとも1週間分の食料や日用品のストックを行うようにしましょう。
首相官邸ホームページにも「大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。」と記載されています。
どんな食品が持ちがいいかというと、感ず目やレトルトになっているものなどです。そのような形態で保存できるようにパッケージ化されているお米やお餅、パスタなどの主食を確保しましょう。
また、重要なタンパク源になる肉や魚などの缶詰やレトルト食品、野菜の缶詰などを備蓄しましょう。また、汁物(味噌汁やスープ)などもそろえておきましょう。被災してしまった場合には、食料は命を繋いでくれるとても重要なアイテムです。災害はいつ起こるかわかりませんし、これらのものには消費期限などもあります。そのため、定期的にチェックし、消費期限が過ぎそうなものは新しいものと入れ替えながらストックしておきましょう。
- 飲料水
- 食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
- 貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
- 救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
- ヘルメット、防災ずきん
- マスク
- 軍手
- 懐中電灯
- 衣類
- 下着
- 毛布、タオル
- 携帯ラジオ、予備電池
- 携帯電話の充電器
- 使い捨てカイロ
- ウェットティッシュ
- 洗面用具
- 携帯トイレ
避難所と避難経路を確認しよう!
そして、災害が起こった時には安全確保も重要です。そのため、事前に近くの避難所は把握しておくようにしましょう。避難所には生活に必要な物資が届けられますし、様々な貴重な情報が集まります。そのため、災害が起こって慌てるということにならないように、自宅や職場から近い場所や安全な避難経路をしっかり把握しておきましょう。
【参考】内閣官房内閣広報室
安否確認の方法を決めておこう!
そして、どこに逃げるのかは家族と確認することも重要です。日ごろから安否確認をどうするのかということを家族と決めておくことで、実際に何かが起こってもどうすれば安否をお互いに確認し合うことができるのかを知っておくことができます。安否確認にはよく携帯電話などが用いられていますが、携帯電話は災害時に非常に多くの人々が利用するため、繋がりにくくなるということが言われています。そのため、携帯電話だけというたった一つの連絡手段だけでなく、複数の連絡手段を話し合っておくようにしておきましょう。携帯電話がつながらないという場合には、NTTの災害用伝言ダイヤルである171や携帯電話から利用できる災害用の伝言ボード、FacebookやTwitterなどさまざまなSNSなどで連絡をするといったように、何通りか連絡手段を家族と確認しておきましょう。
それでも連絡が取れないということはあるといえます。そのような時に備え、もしも連絡が取れない場合に家族で集まるための集合場所を決めておくということも大切です。
【おすすめ記事】災害時の安否確認|家族での連絡手段決めてますか?伝言板の使い方を知ろう!
最後に
毎年9月1日は防災の日となっています。この防災の日は、1923年に発生した関東大震災が発生した日でもあります。災害に対峙した時の心構えの準備とするために1960年、閣議了解で決められました。9月1日を含む1週間が防災週間となっており、その日は全国的に防災訓練などが実施されています。
突然地震や洪水などで災害が発生してしまった時には、なかなか冷静でいるのは困難です。人間だけでなくペットの動物たちもパニックになってしまいます。これまで当たり前であった環境が一瞬で違った様相を呈するのですから冷静でいられる人や動物は珍しいのです。災害が起きたとき、大切なペットたちの命を守ることができるのもまた飼い主なのです。災害によって大切なペットたちを失ってしまうことがないよう、ペットのこともあわせて対策をしておくようにしましょう。
このように、日本でも災害などが多く発生しています。地震や津波などが起こったら避難をします。しかし、助けが何日も来ない場合もあるのです。そんな時に備えて食品や日常品を普段から準備して備えておくということが大切です。その時ではなくて普段からの備えが重要なのです。