2018年は筆者が住む大阪でも地震や集中豪雨があり、これまで災害対策に関心がなかった知人からも、防災について聞かれることが増えました。
防災士の知識を活かせして役に立てればと説明するものの、会話の最後には「まあ、お金に余裕ができてから防災用品を揃えるわ」と言われることがほとんどです。
どうしても防災用品は数万円する高額なイメージがあるようです。
しかし本当に必要な備えは高額にはなりません。

防災用品を揃えるのは高額?

話を聞いていると、防災用品=避難用の一式と考えられている方が多いように感じました。

マイレットショップで販売している避難セットは18,140円。
たしかに家族全員分揃えるとなると高額で躊躇してしまいますよね。

しかし災害は急に発生します
災害の規模にもよりますが、耐震が整った新築やマンションにお住まいの方は、在宅避難になることのほうが多いかもしれません。
そのため、まずは家庭内でできる防災用品を揃えることから始めることも良いでしょう。
その中でも、お金をかけずすぐできる「ローリングストック法」について紹介します。

最低限備えるなら、ローリングストック法で食糧備蓄をはじめよう

ローリングストックとは

家庭内での災害時に備えた食品の備蓄方法です。「ローリングストック法」とも言われています。
普段の食事で用いるレトルト食品、乾麺、缶詰など常温保存できる食糧を備蓄用とし、製造日の古いものから食べ、減った分は新しく買い足して、常に一定量の備蓄用食料がある状態にすることです。

例えばいつも1つ買っているレトルトや缶詰をプラス2つ買って、家には常にストックが必ず2つあるイメージです。

長期間保存できる備蓄専用の食糧もありますが、やはり高額になるのと賞味期限管理が大変です。
一方でローリングストックなら、毎日の食事にプラスαなので管理が簡単。
食べ慣れているものを備えるので、家族の食生活や好みにあわせて各家庭で必要なものを揃えられます。

カセットコンロがあればさらに豊かになる

カセットコンロがあればお湯を沸かしてコーヒーやお茶が飲めたり、温かい食事を食べることができます。
普段から使う人はガスを一定量ストックすることを意識してくださいね。

我が家のローリングストック例

家族構成:30代 夫婦ふたり暮らし。

※あくまで一部ですのでご理解ください

 

食料

非常時用に買い置きしているものと、普段も食べるものを一定量ストックしています。

我が家ではインスタントラーメンと焼きそば、スープ、パスタソースとお菓子が中心です。とくにお菓子は長年保存できるものもありますが、やはり食べ慣れたものがほっとできます。

インスタント以外にも乾麺を用意しておけばバリエーションが広がります。

パスタソースやスープ、レトルトカレーもおすすめです。(カレーを切らしていることに気づく)

災害時に備えて無洗米を必ず1袋切らさないようにしています。

たまにBBQをするので、このように箱にいれて持ち出せるように保管しています。
使いきれず賞味期限が切れたものは、沸騰して飲料水にする予定です

ローリングストックは災害時以外にも便利

体調不良のとき、忙しくて料理ができないときにストックがあればすぐ食事をとれます。食べた分はまた買い足せばストック完了◎

<参考>ローリングストックについて役立つ記事

紹介したのはあくまで筆者の事例です。家族構成や生活スタイル、好みに応じてはじめてみてくださいね。わかりやすくローリングストック法について説明されている記事を紹介します。

1週間の在宅避難を想定した食料備蓄についての解説があります。

 

1週間の食料備蓄例が紹介されています。すべて常温保存でありながらもバラエティに富んでいて、偏りがありません。かなりおすすめの記事です。

 

おなじみのホットケーキミックスを用いたローリングストックが紹介されています。「ホットケーキミックスで!?」と驚きましたが、よく考えるとホットケーキミックスは腹持ちも良くて美味しいかつアレンジ豊富なので、備蓄も適しています。目からウロコです。

最後に

「お金に余裕ができてから防災用品を揃える」と思っている人は、もしかしたら多いかもしれません。
実際に2018年の集中豪雨で、私の住まいは何もなかったのですが、車で10分離れた街に住む知人は自宅には被害がなかったものの、電気や水道が3日間停止しました。
後回しにすると、”もしも”のときに”あのときにしておけば”と後悔してしまうかもしれません。
本記事で紹介したローリングストックであれば、普段の食費に少しプラスするだけで備えることができます。
非常事態でも普段と変わらない食べ慣れた食事ができればほっとできます。
生活に合わせて備蓄してくださいね。