平成という時代があと少しで終わり、令和の時代が始まりますが、ニュース等を見ていますと関心事の一つはゴールデンウィークの連休との事です。土曜・日曜・祝祭日が休日の方にとっては10連休となる事から、観光関連の業界が活気づくのでは?との見込みも広がっています。
今回はゴールデンウィークの過ごし方でお勧めしたい防災活動をご紹介します。ちょっとした時間でもOKですので「10日間も休みじゃなくて」「そもそも通常と出勤日が同じで」という方もご安心ください。
5月と言いますとまだ春という地域も多いのですが、私の住む近畿エリアでは、5月1日からクールビズや軽装勤務がスタートする時期という事もあり、ゴールデンウィークは「衣替え」にぴったりと言えます。(近畿以外のエリアの皆さんは、それぞれの衣替えシーズンに合わせてぜひご検討ください)
さて、衣替えと防災、あまり意識された事は無いかもしれませんが、避難用リュックやカバンに備えている防災用品は季節によって過不足が発生している事が多いのです。特に温度や気象条件が極端な夏場と冬場では必要な物が異なるため、春と秋に衣替え(中身の差し替え)をお勧めしています。
防災用品の中身をチェックする際にぜひ確認して頂きたい、備えて頂きたい物をあげてみました。
夏を意識した防災用品
- 虫よけ薬、虫刺され薬(蚊取り線香や電池式蚊取りも便利)
- 塩分、ミネラル分の補助食品
- つばの広い帽子
- 冷却シート(ドラッグストア等で販売されている肌に貼りつけるタイプが便利)
冬を意識した防災用品
- 使い捨てカイロ
- 防寒着(アウターならば風を通さない生地を選ぶ)
- 毛布、断熱シート
- 手袋(作業用とは別に暖かい生地の物を)
- 予備の靴下(重ね履きで暖かさをアップできます)
- 乾燥対策の肌ケア用品
- 予備の乾電池(冬場は昼間が短いため、照明用などは多めに)
季節を意識せず備えておきたい防災用品
- サバイバルシート(夏場でも体温低下の恐れがあるため)
- 使い捨て紙マスク(冬場の風邪予防だけでなく、水害後のホコリよけにも)
- タオル(手を拭く、汗を拭うだけでなく、寒さよけにも便利)
- 加熱不要の防災食品(夏場用と思われがちですが、冬場でも火が使えないケースなどに役立ちます)
- ポンチョタイプの雨ガッパ(雨よけだけでなく、風よけの効果もあり)
- アルコール系手洗い薬(シートタイプ、ジェルタイプなど色々あります)
以上のような防災用品を避難用リュック等の中身から入替えして頂き、季節ごとに備えて頂ければ幸いです。また、オフシーズンの防災用品も、衣装ケースやプラスチックコンテナなどにまとめておくと、行方不明になるリスクも下がり、次の衣替えの時も素早く入替えができます。
季節の変わり目に防災用品の衣替えもぜひご検討ください。