お子さんの夏休みやお盆休みなどの機会に、ご家族やご友人とともに海水浴や登山、キャンプやバーベキューといったアウトドアを楽しもうと計画している方も多いのではないでしょうか。アウトドアシーンを踏まえて、暑さや虫除けとともに対策をしておきたいのが、「トイレ」です。今回の記事では、アウトドアシーンで発生しがちなトイレ問題を調査結果とともに解説します。ぜひ準備しておきたいアウトドア向けのおすすめ携帯トイレも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
アウトドア用携帯トイレ商品一覧
Contents
アウトドアシーンでのトイレの現状や今後求められる対策とは
インターネット上での調査結果を元に、実際のアウトドアシーンでトイレで困った経験をした人の割合や事例、トイレの現状、今後求められる対策について解説します。
さまざまなアウトドアシーンで「トイレに困った」と答える人が多数!
アウトドアと一口に言ってもさまざまなシーンや楽しみ方がありますが、いずれの場合も共通して「トイレに困った」と答える人が多くなっています。以下に、インターネット上でのさまざまなアンケートや調査結果をまとめました。
・株式会社MOTAが実施した「車中泊に関するアンケート」では車中泊で困ったことの第1位が「お風呂やトイレなどの対応」(51.7%、「暑さや寒さ」と同率)
・株式会社ベストアクティが実施した「【キャンプ中に最も困ること】について」のアンケート結果第2位が「トイレが遠い」(40%)
・大王製紙が実施した「シニア世代の山登り」に関する意識・実態調査では、全体の76%が「トイレに困ると登山が楽しめなくなると思う」と回答
さらに、具体的なアウトドアシーンでのトイレに困った事例を以下にまとめました。
- トイレがない
- トイレが遠い
- トイレが混雑していて使えなかった
- トイレが汚くて使えなかった
- トイレに必要な設備がなく使えなかった(紙がない、水が流れないなど)
アウトドアを取り巻くトイレの現状と今後の展望
アウトドアとは自然環境の中で過ごす時間を楽しむことです。そのため、予算や設置場所などの問題から、場所によってはトイレが設置されていないということも少なくありません。
一方でアウトドアを楽しむために訪れた人のために設置したトイレが、やむなく閉鎖される自体もあります。たとえば一般社団法人大阪府山岳連盟によると、六甲山系の登山口にあたるハイカーに開放されていた公共トイレが、一部の方による心ない利用によって止む無く閉鎖されるという事態が起きていると発表しています。
参考:一般社団法人大阪府山岳連盟_アンケート調査
トイレが設置されていない場所では、用を足した後のし尿や紙が散乱しており、環境破壊につながっているという報告もあります。たとえば北海道大学大学院農学研究科・山のトイレを考える会の「トイレ問題のアンケート分析と現状の課題」によると、トイレの汚さと放置された糞尿に対する認識が最も高く、対策の必要性が強く感じられていた、とされています。
トイレのない場所にはトイレを設置してほしいという要望が強くある一方で、設置や維持管理にかかる費用が捻出できない場合もあります。実際にトイレがない場所で用を足した場合(大便)の処理方法としてもっとも多かったのは「土や葉をかぶせる(35%)」がもっとも多く、次に「埋める(20%)」「紙を持ち帰る(10%)」という結果になりました。
トイレがない場所の今後のあり方についての質問では、「携帯トイレの使用(65%)」がもっとも高くなりました。現状トイレがない場所で携帯トイレを使用している人は全体の5%ほどにとどまりましたが、アウトドアシーンでは携帯トイレの準備そのものは重要視している人が多いことも分っています。
アウトドアシーンにおすすめの携帯トイレ
せっかくのアウトドアシーンも、トイレでのさまざまな問題が発生すると台無しになってしまうことも。携帯トイレを準備しておく必要性は感じているものの「どんなものを用意すればいいかわからない」「使い方がわからない」といった方も多いかもしれません。
そこで、マイレットの商品よりアウトドアシーンにおすすめの携帯トイレ商品をふたつ紹介します。
おでかけトイレPOTON(ポットン) IV
おでかけトイレ「POTON(ポットン) IV」は、車内やアウトドアで使えるトイレ処理セット10回分に、組立便器、目隠しポンチョがセットになった商品です。組立便座は折り線に沿って折り曲げた上下の便器を組み合わせるだけで、簡単に組立ができます。
使用方法はとても簡単です。組立便座のうえに排便袋を被せて用を足します。その後付属の凝固剤をふりかけ、排便袋を便座から取り出し、口をしっかり結んで終了です。男性・女性問わず使用でき、お子さんや高齢者の方ももちろん使用可能です。
目隠しポンチョがあるため、まったくトイレのない山や川、海などのアウトドアシーンでも安心です。
おでかけトイレ「POTON(ポットン) IV」の商品情報はこちら
ドライブトイレセットCAR-NI(カーニ)
ドライブトイレセット「CAR-NI(カーニ)」は、車の必需品としてぜひ持っておきたいアイテムです。トイレ処理セット マイレット(5回分)に、ウェットティッシュ、目隠しマイポンチョや使い捨てマスク(3枚)、ポケットティッシュ(2個)がセットになっています。
ウェットティッシュは5年保存可能なため、そのまま車載アイテムとして使用可能です。アウトドアや帰省などの車でのお出かけ時はもちろん、災害用の車載備蓄としても使用できます。
ドライブトイレセット「CAR-NI(カーニ)」の商品情報はこちら
アウトドアmini-10
「アウトドアmini-10」は、10回分の携帯トイレです。コンパクトなサイズのため、荷物が多くなりがちなアウトドアへのお出かけ時にも携帯しやすくなっています。同行する人数分や、過ごす日数分を携帯することで、アウトドアシーンでのトイレの心配がなくなります。
ポケットティッシュ2個とミニ便座もセットになっています。ミニ便座に排便袋を装着し、用を足した後に凝固剤を振りかけるだけで、後は可燃ごみとして処理できます。抗菌性凝固剤は、皮膚刺激性試験、経口毒性試験、抗菌性試験、長期安定性試験といった各種試験を行った安全な凝固剤は、液体に反応しすばやく固まるため臭気もシャットアウトできます。
アウトドア用携帯トイレ「mini-10」の商品情報はこちら
ほかにもアウトドアシーンで使用できる携帯トイレはたくさんあります。防災用の備蓄としての携帯トイレを、アウトドアシーンで使用してローリングストックをするのもおすすめです。ぜひほかの商品もチェックしてみてください。
アウトドア用携帯トイレ商品一覧
まとめ
アウトドアシーンにおけるトイレの調査結果やアンケートを踏まえた現状とともに、携帯トイレを準備する重要性、アウトドアシーンにおすすめの携帯トイレ商品を紹介しました。携帯トイレを準備しておくことで、アウトドアシーンでのトイレ問題の解決につながるのはもちろん、用を足した後携帯トイレで適切に処理することで、自然環境を守ることにもつながります。携帯トイレは、トイレがない・遠いアウトドアシーンはもちろん、渋滞中の車内などでも活躍できます。ぜひ今から準備をしておきましょう。
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