当ブログでも数回テーマにあげておりますスマートフォン(以下スマホ)ですが、便利さを実感するだけでなく、まれに「残念な状況に遭遇する」事もあります。今回はそんなエピソードをご紹介します。もちろん防災をメインにしたブログですので「出張先で東日本大震災にあってしまった」私の経験から、『地図』や『移動』に関わるものを厳選しました。
スマホナビのアップデート
車を使って出張先へ急遽向かうことになり、車載のナビゲーションシステム(以下カーナビ)の地図が古いので、予備としてスマホのナビアプリ(以下スマホナビ)も使うことにしました。
往路(客先①→客先②、約200km)は2つのナビソフトのおかげで無事に目的地に着くことができました。問題は帰り道で、客先を出て、一旦車を止めて帰りのナビ(客先②→自宅)をセットする段で問題が起こりました。カーナビは問題なく自宅へのルートを表示してくれたのに対して、スマホナビは「アップデートが公開されました、実行しますか?」の一点張り。アプリそのものが動作しなくなってしまいました。
この状況で取れる選択肢は次の2つとなりました。
- スマホナビのアップデートを行う。(データ容量の残量、アップデートの時間など不安がいっぱい)
- スマホナビをあきらめてカーナビのみで帰る。(一部区間の地図が古い)
結果は②を選択し無事に帰宅できました。往路と極力同じルートを選んだことで道に迷うこともなく帰宅することができました。ただ、帰宅ではなく別の場所への移動の場面ですと、①を選ぶことになり、約束の時間に間に合うか不安があります。
※実は利用しているスマホナビは起動時のチェック(データの追加?)が多いため、出発直前に自宅でアップデートの確認を毎回行っておりました。運悪く出張中にアップデートが公開されていたようです。
※各スマホナビの仕様により動作は異なります。今回私の利用したスマホナビはアップデートを必須とする仕様だったと思われます。
スマホナビのGPS衛生の受信に注意
駅前の地下街を通って地上に出ると目的地のビルの近くというパターンだったので、地下街の案内を見ながら行けば迷わず安心と思っていたところ、落とし穴がいくつも待っていました。運悪く地下街のリニューアル途中なのか、総合案内図に書かれた出口ナンバーと地下街各所に書かれた行き先案内の小さな看板の出口ナンバーが対応しておらず、それらしい方角の出口階段を順番にチェックして歩くという効率の悪い状況となってしまいました。
運よく目的の出口にたどり着いたのですが、そこから地上に出た時も不運が重なりました。時間に余裕はあるものの確実に目的のビルに向かいたいので、スマホナビを立ち上げて目的地の住所を入力しましたが、どうもアプリの様子がおかしいことに気づきました。地図は表示されるものの、GPSの衛星がキャッチできておらず、地図が一向に動きません。結局ナビアプリをあきらめ、スマホに表示された地図と街頭の案内地図を見比べながら目的のビルにたどり着くことができました。
久々に地図メインで位置関係を確認しながらの街歩きになってしまいました。少し土地勘のあるエリアでしたので、海側が南、山側が北、お昼頃だったので太陽がほぼ南、といった方角の情報と地図を組み合わせることができたので、大きな問題にはなりませんでしたが、気分的に想定外でした。
2つのエピソードから私が個人的に導き出した答えは「まだまだスマホナビを頼りすぎるのはリスクが高い」です。多機能で便利なスマホですが、多機能さ故に「バッテリーの容量」や「他のアプリ等の影響を受ける」といったリスクを感じており、上記のエピソードも加わると、メインとして使うにはまだまだと感じました。「あくまで個人的な対策です」と前置きしますが、スマホ以外の手段を用意しないとまだまだ安心できないということで、次回はスマホが無かった時代の移動術をご紹介しようと思います。