マンションが停電したときの注意事項

 

マンションは停電対策が計算されている優秀な建物

マンションが停電になると「オートロックが開かなくなる」ことや「エレベーターが作動しないから動けない」など色々と心配になります。
しかし、そのような心配は、建物の設計士もしっかり計算して造られており、安心できる仕様になっています。

オートロックは災害や火災やその他停電などの緊急時にはそれを察知して手でこじ開けることができますし、エレベーターの閉じ込め問題は、予備バッテリーが作動し、最寄りのフロアにサッと移動し扉を開けます。共用部分の証明も30分程度の予備バッテリーですぐには暗くなりません。

しかし、一見関係がなさそうですが、実はマンションの停電によって「水道が止まる」という問題は解決することができていません。

マンションの給水方式

マンションの給水方式は、実は「電気」で行っていることが多いのです。それは「ポンプ」を使用しているかどうかで判断することができます。

電源ポンプを使用している給水方式

水圧だけで水を上に持ち上げることは、地域の配水場とマンションの標高差によって異なります。しかし、現在に置いて多くのマンションは水圧だけで給水せず、電源ポンプを利用して水を汲み上げています。

マンションの購入を検討している、引っ越し物件を探している人をはじめ、すでにマンションに住んでいる人も一度給水方法を確認しておくことをおすすめします。

「直結給水方式」以外は停電すると厄介

電源ポンプを利用する「直結加圧方式」と「受水槽方式」は停電すると水が止まります。受水槽方式は多少の猶予がありますが、それも時間の問題。水が止まってしまうと、衛生面の手洗いや、シャワー・入浴、飲み水などが利用できません。

入浴や飲み水は1日程度我慢したり、必要なときに外出してやりくりすることができますが、忘れがちの「トイレ」は我慢することもできませんし、健康状態などの身体的な影響もありますので要注意です。

マンションの停電はトイレ問題に気をつけよう

トイレ問題は非常に深刻なものであり、飲料水やシャワーなどと違って「なんとかなる」ものではありません。さらに1日に少なくても5回以上は必要な行為であり、その頻度から大変大きな問題となります。

定期的に起こる「計画停電」や、地震・ゲリラ豪雨・台風などの災害から発生する停電などに備えて、電気と水がなくてもトイレを処理できる「災害用トイレ処理セット」を備蓄しておくと良いでしょう。

トイレの汚物を固めておくだけではなく、しっかりと消臭・抗菌する高品質なタイプを選ばなければ、部屋が臭くなったり、不衛生な状態から体調を崩したりする可能性があります。

災害用トイレ処理セット「マイレット」は多くの自治体に認められた高品質な防災用品です。第三者機関の消臭効果と抗菌効果の証明から、レジリエンスアワードやBCAOアワードなど数多くの受賞経歴がある商品です。

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