地震被害後本当に困ったことは「トイレ」!やっておきたい備えとおすすめ商品を解説

トイレの備え

南海トラフ地震や首都直下地震といった地震の発生が予測されています。防災用品の備蓄をはじめとした、地震への備えを行っているご家庭や企業も多くなりました。ところが、備えはしていたものの実際に地震が起きた後、ふだんとは異なる生活からさまざまな困りごとが発生しています。その中でも「トイレ」に関して困った、という声が多く上がりました。今回の記事では、防災に関するアンケート結果をもとに、被災者の方が本当に困ったことや、今日からやっておきたい備えを解説します。

防災に対するアンケートから見る災害への備え

内閣府防災担当が実施した「防災に関するアンケート調査」の結果から、実際に行われている防災の備えの傾向について解説します。

全体の約4割が地震の被害や危険を経験

被害を受けたり、身近に危険を感じたりしたことのある災害として以下の回答があがりました。
・地震…39.1%
・台風(暴風雨)… 32.7%
・豪雨…15.7%
・落雷…13.1%

全体の約4割の回答者が、地震の被害や危険を経験したことが分かりました。一方で全体の34.6%の回答者が「被害や危険を感じたことはない」と回答しています。

全体の7割以上が地震に対する何らかの対策を実施

もっとも被害や身近な危険の経験を持つ人が多い災害である、地震への対策として行っていることの上位5位は以下の通りです。
・携帯ラジオ、懐中電灯、医薬品などを準備している…37.7%
・食糧や飲料水を準備している…30.6%
・近くの学校や公園など避難する場所を決めている…27.5%
・基本的に、重いものは上に置かないようにしている…26.6%
・いつも風呂の水をためおきしている…23.3%

地震に備えて防災用品や食料、飲料水の備蓄を行っている人が多くの割合を占めました。また、避難場所の確認や重いものを置かない、生活用水を貯めるといった日常生活の中でできる地震への対策を行っている人が多いことも分かっています。

アンケート結果から見る地震発生後に本当に困ったこと

大正大学人間学部人間環境学科の岡山朋子氏が実施した平成28年熊本地震「避難生活におけるトイレに関するアンケート」調査の結果から、地震発生後に本当に困ったことややるべき備えについて解説します。

避難生活でもっとも困ったのは「眠れる場所」と「トイレ」

「避難生活の初期において、もっとも困ったことはなんですか?」の質問に対して、以下の回答が上位5位としてあがりました。
・眠れる環境…66%
・トイレ…62%
・食事…50%
・プライバシー…40%
・飲みもの…37%

多くの人が共同生活する避難所では、眠れる場所やプライバシーの確保ができないという悩みを持つ方が多いことが分かりました。その一方で避難所には設置されているはずのトイレで困った経験をした人が6割以上いることが分かります。

避難生活のトイレで気になったこと

「仮設トイレ使用時に衛生面・様式面で気づいた点を教えてください」の質問に対しては、以下の回答があがりました。
・臭い…62%
・足元が汚い…49%
・和式は使用しにくい…47%
・便器が汚い…40%
・洋式は使いたくない…22%

「仮設トイレ使用時に利用面で気づいた点を教えてください」の質問に対しては、以下の回答があがりました。
・使用マナーが悪い…40%
・男女別になっていない…20%
・トイレ管理者が不在…13%
・使用ルールがない…12%

トイレの衛生面や使用マナー、男女別などのプライバシー面が気になる人が多い一方で、洋式・和式それぞれにニーズがあることも分かりました。

具体的なトイレでの困りごと

避難所には仮設トイレが設置されているものの、さまざまな理由から使用しない人も多くいました。自由回答として、仮設トイレを使用しなかった理由として以下のものがあがっています。

・足が不自由などの理由で和式トイレが使えなかった
・衛生面・感染症が怖かった
・バッグ、荷物等をおく所がなかった
・足元が不安定で使用しづらかった
・暗くて狭かった
・男女別、子供用がなかった
・多くの人が並んでいた

トイレの設置面や様式、プライバシー、衛生面で仮設トイレを使用しなかった人が多いことが分かりました。特に衛生面では「バケツでタンクに水を満たして使用していた役場のトイレのほうが遥かに安心感・清潔感があった」といった回答もありました。

災害用トイレ(非常用トイレ)を準備しトイレの困りごとを解決しよう!

アンケート調査からは避難生活初期でトイレに関して困ったことが多かったことが分かりました。その一方で地震に対するトイレの備えを行っている人が少ないことも分かります。内閣府防災担当が実施した「防災に関するアンケート調査」で、地震に対する備えとして「災害用トイレ(非常用トイレ)を準備している」と答えた人は、全体のわずか3.4%でした。
防災用品や食料、水とともに、災害用トイレ(非常用トイレ)の備蓄も行うことが重要です。

避難生活でのトイレの困りごとを解決できるおすすめ商品

おすすめの災害用トイレ商品
トイレに関する困りごとには、衛生面やプライバシー面などが上げられました。これらの困りごとを解決できる、マイレットおすすめの災害用トイレ(非常用トイレ)商品を紹介します。

オールインワン災害用トイレ(非常用トイレ)セット

以下の災害用トイレ(非常用トイレ)セットをA4サイズにコンパクトにまとめた、備蓄にも便利なトイレセットです。

  • トイレ処理セット:5回分
  • アルミシート:1枚
  • 簡易ライト:1本
  • ポケットティッシュ:2個
  • ウェットシート:1パック
  • ビニールポーチ:1袋

収納BOXを組み立てることで、耐荷重200kgの紙製トイレとして使用できます。水なしで排泄物を固めて抗菌・消臭できる凝固剤も付属。備蓄のスペースを取らないセットながら、災害時や避難生活でも衛生的にトイレを使用できるグッズがそろっています。
オールインワン災害用トイレ(非常用トイレ)セット

マイレットS-100

以下がセットになった大容量の災害用トイレ処理セットです。
・抗菌性凝固剤(7g):100袋
・排便袋(PE製黒):100袋
・大型外袋:10袋
・使用説明書:1枚

凝固剤が排泄物をすばやく固めて、雑菌、悪臭を抑制します。使用後は排泄袋を取り外し、そのまま可燃ごみとして処理できます。約10年間の長期保存ができるため、家庭用はもちろん、企業や法人団体、自治体などの備蓄としてもおすすめです。
災害用トイレ処理セット_マイレットS-100

まとめ

アンケート調査結果をもとに、地震災害後の避難生活でのトイレの困りごとと、災害用トイレ(非常用トイレ)のおすすめ商品を紹介しました。避難生活ではプライバシーのほか、トイレに関する困りごとを経験した人も多くいることが分かっています。食料や水、防災用品とともに、今日から災害用トイレ(非常用トイレ)の備蓄をぜひはじめて災害に備えましょう。

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