今年は新型コロナウィルスの影響で、秋祭りやイベントが中止になるケースが多く、私の住む大阪南部でも「だんじり祭り」が影響をうけています。だんじりの名物の一つ「鳴り物」と呼ばれるお囃子の練習が聞こえなくて、秋らしさが薄れたようにも感じてしまいました。
夏の暑さから解放され秋が来たと思うとあっという間に気温が下がり、冬を感じるようになります。地域によって時期の差はありますが、個人的には長そでが必須となったタイミグで寒さ対策(冬対策)を考えるようにしています。
これまでも防災用品の衣替えなどを取り上げましたが、今回はあらためて防災用品の冬支度ということで、お勧めの防災用品をご紹介します。
自宅や職場などの防災用品の保管場所、非常持出袋やリュックの中身をチェックして頂いて、まずは賞味期限や使用期限のチェック、そして今回ご紹介する防災用品もご検討いただければ幸いです。
Contents
寒さ対策(寒い地方、雪の降る地方の方はお早めに)
アルミ蒸着シート:熱を反射する薄いフィルム生地の寒さよけシート。(エマージェンシーブランケットやサバイバルブランケットといった品名で売られて
います)
靴下
冬場でも靴の中は汗をかいて、後から冷えることがあります。予備があれば重ね履きもできます。
防寒着
上に1枚羽織るだけでも違います。風を通さない生地ですと屋外でも使えます。
衛生用品(新型コロナ以外にもインフルエンザやノロなど感染症対策)
- 紙マスク
- 手洗いアルコール
- ウェットティッシュ(できれば除菌タイプがおすすめ)
この3点セットは昨今の新型コロナで注目された商品です。買占めはダメですが、ある程度の買い置きは必要だと思います。
簡易トイレ
寒い季節はトイレに行く回数がどうしても増えてしまいます。普段のトイレが使えない際は身近で使える簡易トイレが便利です。また、感染症対策として、家庭内での接触を減らすために簡易トイレが活用されているケースもあります。
タオル
手を洗う、うがいするなど濡れる場面が多くなりますので、ハンカチ以外にも清潔なタオルを1人につき1~2枚、用意しておくと安心です。また厚手の布という点では服の下に入れて寒さよけにもなります。
のど飴
夏ではないので水分補給はそれほど必要でないものの、のどが乾燥するという方は、のど飴をお勧めします。
プラスαとして
懐中電灯、ヘッドランプ、ランタン
冬に近づくにつれて夜が長くなります。灯りや照明があれば停電時も安心です。
ゴミ袋、使い捨てのビニール手袋
衛生用品として自宅避難でも役立ちます。
液体ミルク
粉ミルク以外の選択肢として注目されています。粉ミルクと違い、哺乳瓶の熱湯消毒が不要となるなど便利な点があります。(厳密に言いますと防災用品ではないので、賞味期限や保管にはご注意ください)
ガソリン等
季節に関係ないと思われるかもしれませんが、お車をお持ちの方はガソリンの残量にもお気を付けください。雪による通行止めや立ち往生への対策として「ガソリンさえあれば」といったケースが多発しています。雪の日は念のために外出しないという方も、給油ができないケースも想定して、ぜひ備えをご検討ください。
今回は防災用品の冬支度をご紹介しましたが、夏場に必要だったものを少し見直してみると、冬場に役立つ非常持出袋に変身できます。気候の穏やかな間に防災用品をチェックしてみてはいかがでしょうか?
最後に繰り返しとなりますが「買い占め」はどんな場合でもダメです。ただし適切な「買い置き」は災害時等に各自が冷静に行動するためには必要ですので、家族構成や人数に合わせて備えを進めてください。