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企業内で防災訓練を実施していますか?
災害対策のひとつとして防災訓練を実施されたもしくは検討されている企業様も多いと思います。
防災訓練は企業内だけではなく、学校や自治会などでも実施され身近な物です。
一方で、企業の危機管理として必要とされているBCP訓練については、まだあまり知られていません。
今回のブログでは防災訓練とBCP訓練についてご紹介します。
防災訓練とは

人命救助が最優先です
防災訓練の目的は災害発生時に適切な行動ができるようにするためです。最優先されるものは人の命です。
全員が安全に避難するためにはどうするか、が課題となります。
訓練実施の際はただ地震発生→避難だけの流れをするのではなく、訓練目的を明確にし、社内で共有しましょう。
避難だけではなく、社内の備蓄品を使用することも大切です。訓練でできないことは実際の災害時にもできないので、全員が使えるようにしておきましょう。

BCP訓練とは
防災訓練とは全く違うBCP訓練
BCP訓練は上記の防災訓練とは全く違います。
BCP訓練とは災害発生後にどのようにして事業を継続するかを考えるための訓練です。
訓練の内容
訓練の際は以下のようにさまざまな条件をつけ状況を想定します。
- 災害発生から1時間後
- 事務所に居るのは〇〇部長など10名
- 3階建ての事務所で1階に集合
- A部長がその場の責任者
責任者を任された社員はその状況下で業務を遂行するにはどうするかを答えるのではなく、現場に居る社員に
「いまから通常業務を行うので、Bさんは取引先に連絡してください」
「Cさんは他のフロアに誰も残っていないか確認してきてください」
など具体的な指示を出します。
このようにしてBCP訓練は状況を変え何度も行います。
BCP訓練を実施することによって、事業継続のために欠けているものが何か明らかになります。
またそれをどう補っていくことが今後の事業継続としての課題になります。
自社だけではなく、取引先との連携はどうなっているのか、取引先のBCP状況はどうなっているのかにも焦点をあて、様々な角度から災害が発生しても事業を運営できるように対策をします。
企業内での防災訓練・BCP訓練についてまとめ
防災訓練は安全に避難するため、BCP訓練は事業継続のための訓練です。
どちらも災害対策、危機管理の面で重要な訓練です。
完璧なマニュアルはありません。社内全員が危機意識を持って訓練を行ってください。
そして実際の災害時に団結し、事業を継続できるように努めましょう。

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