防災のときの充電器<種類解説>どれがあなたにピッタリの電力

 

1.災害時に必要なスマートフォン

地震や台風など災害時の防災対策はできていますか?避難経路や家族との連絡方法の確認、防災グッズの準備も重要です。いざという時に、さっと持ち出せるようにしておくことが大切です。

災害時のスマートフォンや携帯電話は。情報収集や家族と連絡を取るための生命線です。問題は充電方法です。充電が切れてしまってはその意味もゼロとなってしまいます。

大きな災害時では停電になる恐れがあり、ライフラインの復旧まで数週間かかることを頭に入れておかなければなりません。防災グッズとして、停電時に使用できる充電器も準備しておく必要があります。

2.災害時のための充電器

<乾電池式充電器>

コンビニでも手軽に手に入ります。価格は1,000円を切るものから3,000円程度です。何よりも乾電池さえあれば充電できるので、場所を選びませんし停電でも問題ありません。

しかし、充電に時間がかかりスマートフォンの利用時間に追いつかないことも考えられます。乾電池の使用本数は3~4本なので、ある程度の本数を準備しておく必要があります。

<リチウムバッテリー式充電器>

リチウムバッテリーが内蔵された充電器で、バッテリーを充電することで繰り返し何回でも使え、2台同時に充電できるものもあります。バッテリーの充電方法はUSB充電・ACアダプタ充電・置くだけで充電できるタイプがありますが、USBは他のタイプより充電に時間がかかります。いずれにしろ停電時はバッテリーの充電も不可能なので、災害に備えて充電しておく必要があります。スマートフォンを充電する能力は、大容量のもので2回程度です。価格は2,000円から5,000円前後です。

<シガーソケット式充電器>

車のシガーソケット部を利用して充電します。車があり、尚且つ電源を取得できるソケットがあればUSBで充電できますが、エンジンをかけないとならないためガソリンを無駄に使ってしまう上、それほどの充電力は期待できません。

<ソーラー式充電器>

太陽光で充電が可能なソーラー式充電器です。もともと山登りやサイクリングなどのアウトドア用に開発されたソーラー式充電器は、小型のものから、広げて利用するパネル式のもの、リュックサックに内蔵されているものまで幅広いタイプが揃っています。価格は安価なもので3,000円代からありますが、発電効率の良いものは20,000円以上するものもあります。太陽光を必要とするので、天候に左右されるというデメリットがあります。

<手回し式充電器>

電力を必要とせずレバーなどを手回しすることで給電できる、災害時用に開発された充電器です。コンパクトタイプで2,000円前後、ラジオや時計に手回し充電機能が備わっているものは4,000円から7,000円前後であります。某メーカーによると、1分間に毎秒2回転させることで、1分間の通話が可能のようです。緊急性のある連絡手段としては利用価値がありますが、ネットを利用しての情報収集など長時間に渡る使用は難しいと言えるでしょう。

充電してもスマホが充電できる

3.スマートフォンの使用は必要最低限にする

災害時に利用できる充電器をご紹介しましたが、それぞれメリットとデメリットがあるので、それらを踏まえて自分のスマートフォンや携帯電話に合った充電器を選ぶことです。ライフラインが復旧するまでは、スマートフォンの使用は最低限に抑えましょう。

また、被災地の知人を心配するあまり、励ましや応援などのメールは、スマートフォンの充電を消費することになります。無事が確認できたなら過剰なメールは控えることが賢明です。

初めて防災用品を購入する法人様へ

この記事が気に入ったらいいね!しよう

SNSでフォローしよう

関連記事