地震や土砂災害、豪雨による河川氾濫や津波被害など、私たちの生活を脅かす自然災害のニュースが、連日にわたりメディアで取り上げられています。 もしも災害が起こったとき、しっかりとした対策を事前に準備できていますか? 近年では、災害が起こった時の対策の常識が覆されようとしております。
今回はもしも災害が起こってしまった時の、「正しい防災知識」をご紹介します。 耐震住宅や防災備蓄グッズなど地震や自然災害に対する技術が日々進化し続けている中、 知って得する防災知識や備蓄の方法などをまとめましたので、ぜひご覧ください。
1.今と昔でこんなにも違う!今知っておくべき正しい防災知識
今までの地震が起こった時の推奨される第一行動は 「まず火の元を確認し、ガスを止める!」が一般的でした。 しかし、現代の都市ガスやプロパンガスは震度5以上の揺れを感知すると マイコンメーターがガスを遮断するように設定されています。
各ガス会社でこういった対策が進んでいく中、無理に火を消しに行くのではなく、 まずは身の安全の確保を最優先にすることが先決といわれています。
2.今の時代だから気をつけよう!防災時の注意事項
地震や津波などの災害が起こった場合、身近なものが凶器となります。 阪神淡路大震災では家具などの下敷きになってしまい亡くなった事例や、 東日本大震災ではオフィスの家具が倒れたり、コピー機などのキャスターが付いた重量物が地震の揺れで部屋中を暴れ回りケガをしたという事例もあります。
これらはすべて、災害時の事前準備を怠っていたケースがほとんどであり、 もしもの災害時では、事前準備が最も重要な対策だといっても過言ではありません。 普段の生活では気付かない事ですが、 毎年9月1日の防災の日など、1年に数回は家具の固定や避難経路の確保なども含めて 見直す機会を作っていき、事前準備をしっかり行いましょう。
3.防災グッズを活用しよう!備蓄についての豆知識
現在、防災備蓄の目安は少なくとも1週間分が必要と言われています。 ですが、1週間分ともなると保管場所を考えなくてはいけません。 備蓄用品は、1ヵ所にまとめて保管している方も多いと思いますが、 実は、保存水や保存食、災害用トイレなどの 防災備蓄用品は、数カ所に分けて保管するのが最適です。
家の中だけに保管している方も多いのですが、 もし家が崩壊してしまった時に、備蓄用品を取り出すことが出来ませんので せっかくの備蓄用品が無駄になってしまいます。 車の中や庭の倉庫などにも防災用品を備蓄しておきましょう。 そうすることで、もしもの時に備蓄用品が取り出しやすくなります。
また、最近は備蓄用品も進化し、いろいろな種類が出てきてます。 防災備蓄グッズは店頭や通販で販売されているので、 色々試しながら納得のいく商品を選ぶようにしましょう! マイレットオンラインショップでは今後も、防災士がオススメする防災備蓄グッズや、防災について役に立つ知識なども掲載予定ですのでお楽しみに!
まとめ
- 地震の揺れを感じたらまず自分の身の安全を確保しよう!
- 便利な世の中だからこそ、モノが防災の邪魔にならないよう見直す機会を作ろう!
- 防災備蓄グッズは家の中、車の中、庭の倉庫など、数か所に分けて保管しよう!